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  • 執筆者の写真広報 優子さん

外壁のフッ素塗料って何?他の塗料との違いやメリット・デメリットをご紹介!


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「外壁塗装したいけど…ただ外壁を塗装するだけでいいの?」


「フッ素塗料というのも聞くけど実際はどうなの?」


という疑問の声をいただくことがあります。


外壁塗装といっても実は様々な種類が存在します。


様々な種類が存在する中で今回紹介するのは外壁塗装のフッ素塗料というものです。


他の外壁塗装と何が違うのでしょうか?


では、今回は外壁塗装のフッ素塗料の特徴や価格についてご紹介していきます。



目次

1. フッ素塗料とは 2. フッ素塗料のメリット

  2-1 耐候性があり、紫外線に強い

  2-2 耐久性があり、密着し剥がれにくい

  2-3 防カビ・防藻性があり、汚れが付きにくい

  2-4 親水性があり、汚れが落ちやすい

  2-5 防水性があり、水から守ってくれる

  2-6 耐摩耗性があり、光沢が長持ち  

3. フッ素塗料のデメリット

3-1 費用が高い

3-2 艶ありしかできない

3-3 ひび割れの発生するリスクがある

3-4 再塗装がやや難しい

4. フッ素がおすすめなのはこんな人!

4-1 メンテナンスのトータルコストを節約したい方

4-2 お手入れの手間を少なくしたい方

4-3 家を長持ちさせたい方

5. 外壁塗装のフッ素塗料の種類と価格

まとめ




1.フッ素塗料とは


フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料のことです。


外壁塗装の塗料として有名なのがシリコン系の塗料になりますが、こちらの塗料よりもフッ素塗料は価格は高めですが、耐久性が非常にあると言われています。


優れた耐久性や耐候性を持っているため、塗り替え頻度を少なくすることが可能な塗料です。

そのため一般住宅だけでなく、頻繁に塗り替えができない高層ビルや大型の商業施設、飛行機などの塗装に多く使用されています。

主な建物では、六本木ヒルズやスカイツリーなどが有名です。



グレードが高くなればなるほど耐用年数は長くなり、金額も高くなります。

フッ素塗料は外壁塗料のなかで高グレードになります。

塗料の種類

費用(1㎡あたり)

耐久年数の目安

アクリル

1,400~1,600円/㎡

5~7年

ウレタン

1,700〜2,200円/㎡

8〜10年

シリコン

2,300~3,000円/㎡

10~15年

フッ素

​ 3,800~4,800円/㎡

15~20年

無機

4,500~5,500円/㎡

20~25年


2. フッ素塗料のメリット


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フッ素系塗料はあらゆる外的要因に強いため、非常に長持ちします。


一度塗布すると、一般的には15年~20年持つと言われており、塗り替えの回数を減らすこ

とができるため、トータルでのコストを抑えられるというメリットがあります


そのほかのメリットをまとめましたのでお伝えします。


2-1 耐候性があり、紫外線に強い


フッ素塗料は、他の塗料と比べて耐候性が非常に高い塗料です。


塗装面に密着して剥がれにくい性質があるため、建物を紫外線などの熱から守り

劣化を防ぎます。


もちろんシリコン系やウレタン系の塗料にも耐熱性が備わっている商品も販売されていますが、フッ素塗料が一番耐熱性に優れているとされています。


外壁は太陽光や紫外線にさらされ続けていると傷んだりしてしまうので、太陽光や紫外線に強いフッ素塗料は外壁塗装の味方ですね。



2-2 耐久性があり、密着し剥がれにくい 


外壁塗装につかうフッ素塗料の最大の特徴は、非常に高い耐久性にあります。

この耐久性を支えているのが、外壁にピタッと定着する強い密着性です。


塗膜が外壁に強く密着するため、塗装した面が落ちにくく、非常に長持ちする機能を備える

ことができます。塗膜にダメージを与える紫外線や雨風などにさらされても、フッ素系塗料

の密着性は落ちません。


ウレタン系塗料の耐久年数は5~8年、シリコン系塗料は8~12年とされるなか、フッ素系塗料の耐久年数は12~15年にもなります。

外壁塗装をフッ素塗料で行えば最低でも12年は次の外壁塗装を行わなくても済むので塗装を長持ちさせたい方にはおすすめです。


2-3 防カビ・防藻性があり、汚れが付きにくい


建物の見た目が悪くなる大きな原因として、カビやコケ、藻などの汚れです。

周囲の湿度が高い外壁や日当たりの悪い面は藻やカビが繁殖しがちです


フッ素塗料はこのカビ・コケ・藻が生えにくい性質があります。


美しい見た目を長く保ちたい人にはおすすめです。


2-4 親水性があり、汚れが落ちやすい


親水性というのは水と密着する性質のことを言います。

水に馴染みやすいため、汚れが落ちやすいという特徴があります。


雨水などが壁に密着して流れることで、雨と一緒に汚れも落ちていくのです。

雨が降るたびに外壁がきれいになるのは、とても嬉しい機能です。


汚れがついた時の見た目ももちろんですが、汚れによって外壁が傷んでしまうこともあるので親水性があれば汚れもさほどつかないので安心です。



2-5 防水性があり、水から守ってくれる


フッ素系塗料の中には、弾性という特性を持つ塗料があります。

弾性塗料はゴムのように伸びる性質があり、外壁にひび割れが起きても簡単に割れることが

ありません。


また通常の塗料よりも水を通しにくい性質があるので、防水性が高くなっています。

そのため、水の侵入もしっかり防いでくれます。


おうちの一番の敵は浸水と言われるほど、水が浸入してくるとおうちが傷んでしまい、崩れてしまったりもします。


フッ素塗料であれば防水性も備わっているので外壁の浸水の心配がありません。



2-6 耐摩耗性があり、光沢が長持ち


耐摩耗性も優れていて、光沢が長持ちしやすいです。


フッ素塗料の塗膜の光沢の保持力は非常に優れており、光沢は20年でわずか10%しか減少

しないといわれています。


シリコン塗料の場合の光沢は8〜10年ほどで20%減少するが一般的になります。



3. フッ素塗料のデメリット


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フッ素はとても優秀な塗料ですが、もちろんデメリットもあります。


フッ素塗料の最大のデメリットは、価格が高いことです


そのほかのデメリットをまとめましたのでお伝えします。


デメリットを知ることで失敗しないを防ぐことができますのでぜひ参考にしてみてくださ

い。


3-1 費用が高い


ほかの塗料と比較して価格が高いことが最大のデメリットです。


最も多く使用されているシリコン塗料の約1.5~2倍程度の価格になります。


そのため、戸建て住宅の実績が少なく施工の経験が豊富な職人が少ないこともデ

メリットといえます。



3-2 艶ありしかできない


一般的な外壁塗装の場合、艶ありと艶なしを選ぶ事が出来ます。

しかし、フッ素系塗料の場合は艶有りしかありません。


フッ素塗料は、親水性に優れているため艶感が特徴となる塗料です。汚れにくい

というメリットがある反面、艶感はどうしても消すことができません。

そのため、マットな風合いが好きな方にとっては、選択肢がない塗料となってしまいます。

艶無しのマットな感じがお好きな方は、フッ素系塗料の艶ありの塗料が不向きかもしれませ

ん。


3-3 ひび割れの発生するリスクがある


フッ素塗料は硬い樹脂の為、外壁がひび割れてしまうと塗膜も一緒に割れてしまう場合があ

ります。弾力性のあるものの上に塗ってしまうとひび割れてしまいます。



3-4 再塗装がやや難しい


フッ素塗料は高い防汚性を持つことから、フッ素塗料以外の塗料を塗布すると密着性が悪く

なってしまいます。そのため次回の塗り替えもフッ素塗料で塗装をしないといけない場合が

あります。



4. フッ素塗料はこんな方におすすめ!


4-1 メンテナンスのトータルコストを節約したい方


フッ素塗料は費用が高いのがデメリットですが、実は長期的に見ると安くなります。

なぜなら、耐用年数が長いので外壁リフォーム工事の回数を減らせるからです。


足場代や、下地処理の高圧洗浄費用など、トータルコストの節約が可能になります。

長い目で考えると、耐用年数が長い塗料ほどコストパフォーマンスが良くなります。



4-2 お手入れの手間を少なくしたい方


フッ素塗料は親水性と防カビ・防藻性があるため、外壁の汚れを洗い流す手間を減らせま

す。


4-3 家を長持ちさせたい方

フッ素塗料の最大のメリットは、耐用年数が15~20年と非常に長いことです。


長期的に住み続ける予定なので、綺麗な外観を長期間維持していきたい方や

塗装工事の際に家の周りに組まれる足場やシートにストレスを感じる方など

なるべく外壁工事の頻度を少なくしたい方におすすめします。


5. 外壁塗装のフッ素塗料の種類と価格


外壁塗装のフッ素塗料の種類や価格はどのようになっているのでしょうか?


では、フッ素塗料の種類と価格について下記の表で見ていきましょう。

塗料のタイプ

料金(1m²あたり)

​​ファイン4Fセラミック

​・弱溶剤

・2液型

・4フッ化フッ素セラミック

​3,070~5,630円

(2工程実施)

​ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー

​・弱溶剤

・2液型

・4フッ化フッ素樹脂

​3,580円

(2工程実施)

​デュフロン4FⅡフレッシュ

​・強溶剤

・4フッ化フッ素樹脂

​3,530円

(2工程実施)

4,530~5,380円

(3工程実施)

5,520~5,860円

(4工程実施)

6,020円

(5工程実施)

​1液ファインフッソUV

・弱溶剤

・1液型

・4フッ化フッ素樹脂​

​4,410円

(3工程実施)

フッ素塗料自体の価格は上記のようになっています。


フッ素塗料の外壁塗装を行うためにかかる費用は塗料の費用だけではありません。

・そのほかの材料費

・足場代

・人件費

・その他運営費

などが発生してきます。


なので、外壁塗装のフッ素塗料をする場合、相場にはなりますが約150万円前後の費用がかかると思っておくといいでしょう。


お家の大きさ、形状、状態と、他に一緒に塗装する部位によって変動しますので、あくまで目安としてお考え下さい。


まとめ


今回は外壁塗装のフッ素塗料の特徴や価格についてご紹介してきました。


外壁塗装のフッ素塗料は外壁を守るために大活躍してくれる塗料のひとつです。


価格は高めですが、外壁を長い間守ってくれるのでおすすめです。


ぜひ参考にしてみてください。


最後までご覧くださり、ありがとうございました。




























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