こんにちは。
毎日暑い日が続いていますね。
本日は屋根塗装の中塗り・上塗りと外壁塗装の中塗りについてお伝えします。
屋根塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで行います。
十分に乾燥した下塗りをした下地のうえに、中塗りを行っていきます。
中塗りと上塗りの塗料は基本的に同じ塗料を使用し、選んでいただいた色に近づいていく工程になります。
下塗り・上塗りの2度塗りだけでは、塗りムラが残ってしまうことがあります。
中塗りの段階で凹凸のない平らで滑らかな下地をつくっておくことで、上塗りがキレイに塗れるため、より美しく仕上げることができます!
また中塗りで使用する塗料には、外的要素から屋根を守るための成分が多く含まれているため、紫外線や風雨などから屋根を守ることができます♪
端やスリットになっているところは刷毛で先に塗り、最後に広い面をローラーで仕上げていきます。
続いて十分に乾燥してから、上塗りを行っていきます。
3回にわたって塗料を塗り重ねることで、厚みのある塗膜を形成することができます。
日本の屋根の大半はセメントが主成分となります。
セメント自体は水に弱く、塗装による防水効果が切れると徐々に劣化してしまいます。。
屋根の下には防水シートがありますが、シートも劣化すれば水が染み込んでしまうので、屋根が傷んでシートも傷むと、建物自体が劣化する原因になってしまいます。。
ですが、しっかり丁寧に塗装しましたのでご安心くださいませ♪
十分に乾燥したあと、「縁切り」という作業を行っていきます。
縁切りとは、このようなスレート屋根を塗装したあと、屋根同士がくっ付いてしまった場所を、塗膜カッターや皮スキという道具を使って剥がして隙間を作る作業です。
屋根の縁がくっついてしまうと、雨が降ったときに水が屋根の外に流れず雨漏りの原因となってしまいます。。
そのため、縁切り作業が必須になります!
こちらは塗装前の屋根になりますが、重ね目に水が溜まってコケが生えていました。
コケが生えることによって屋根は常に水分を含んだ状態になり、建材自体が脆くなってしまいます。。
このように水が詰まってしまわないように、縁切り作業が非常に重要な工程になります!
雨漏りを防ぐために、しっかり縁切り作業を行っていきますので、こちらもご安心くださいませ♪
屋根塗装が完了しました!
上塗りを終えて、塗膜に厚みが出て、美しい艶が出ていますね♪
続いて外壁塗装を行っていきます。
外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となります。
画像は中塗りになります。
中塗りとは、下塗りをした下地のうえに上塗り用の塗料を塗ることです。
中塗りの主な役割は
・塗膜の厚みを十分に確保する
・塗りムラを防止する
・表面を平滑にして仕上げの精度を上げる
の大きく3つあります。
「塗膜の厚みを十分に確保する」
塗膜は十分な厚さを確保することで、適正な耐久性を発揮します!
塗膜に十分な厚みがないと、適正な耐久性が得られないためメンテナンスサイクルが短くなってしまいます。。
下塗り後、2回に分けて塗装することで塗料が持つ防水性や耐熱性、防カビ性といった性能を高めることができます♪
「塗りムラを防止する」
中塗りを行うことで、外壁に色ムラや気泡ができることを防止します。
中塗りを省いてしまうと、下塗りで作り上げた土台の上に1回しか塗料を塗布しない形になりますので、塗りムラや気泡が出てしまうことがあります。。
ですが上塗りの前に中塗り工程を挟むことで、塗りムラや気泡が出来るのを防ぐことができます!
「表面を平滑にして仕上げの精度を上げる」
外壁は常に紫外線や風雨にさらされていますので、表面が経年で傷んでいきます。
傷んだ外壁表面はガサガサな状態で凹凸がある状態になっています。
そこへ中塗りをして厚みを付けることで表面が滑らかとなり、上塗りがキレイに塗れるため、より美しく仕上げることができます♪
中塗りが完了した状態です。
パッと見ただけでも塗膜の厚みが感じられるような仕上がりになりました。
さらに上塗りを重ねることで厚膜になり、塗料の光沢もより輝いて美しくなります♪
次は、外壁塗装上塗りになります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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