こんにちは。
今日は強い日差しが降り注ぐ1日でしたね。
本日は外壁塗装の下塗りと屋根塗装の下塗り、軒天塗装についてお伝えします。

屋根塗装をする前に、下処理を行っていきます。
屋根には「棟」と呼ばれる屋根を押さえている部分があります。
棟は屋根全体の中でも、特に風の影響を受けやすい部分ですので、塗装の前には破損はない
か、補修は必要かどうかなどを必ず確認します!
こちらでは、留めていたビスが緩んでいました。

しっかり固定しましたので、ご安心くださいませ♪

屋根の鉄部分を塗る前に行う大事な工程のひとつでもあるケレン作業をしてから、丁寧に塗装をしました。
ケレンとは、旧塗膜の除去やサビの除去などの工事のことを言います。
この作業は見えない作業になりますが、何年か経つと研磨をしているか、していないかの差が必ず出てきます。
研磨をせずに塗装をしてしまうと、何回塗っても塗料の密着がよくないため、剥がれてしまいます。。

またケレン作業をしないと、デコボコしたサビや旧塗膜などの上から塗料を塗ることになるため、キレイな見た目には仕上がりません!
板金塗装をする際のポイントは、しっかりサビを除去することと、さらにサビが進行しないようサビ止めを塗布することです!

屋根塗装を行っていきます。
屋根塗装は一般的に3回塗りで、そのうち1回目を「下塗り」と言います。
上記画像は下塗りになります。

下塗りの主な役割は、
・屋根材と上塗り塗料との間の接着剤
・上塗り塗料が吸収されてしまうことを防止
・細かなひび割れの補修
です。
この工程がないと、どんなに良い塗料を使っても剥がれたり色ムラが出たりしてしまいます。。
品質・仕上がりに関わるとても重要な工程です!
下塗り材には、屋根の表面に上塗り塗料を固定させる接着剤のような役割があります。
上塗り塗料には接着力がほとんどなく、下塗り塗料なしで上塗り塗料を直接塗布しても密着しないため、少し経つと剥がれてしまうリスクが高いです。。
また下塗り塗料には、屋根材のヒビ割れ部分などに上塗り塗料が吸収されてしまうことを防止する役割もあります。

屋根の下塗りが完了しました。

続いて外壁の補修を行っていきます。
外壁にひび割れが発生していました。
窓やアルミサッシとの取り合いの部分は、建物の中で最もひび割れが発生しやすい場所になります。
サッシ回りは雨水の通り道になりやすく、この付近の構造クラックは雨漏りの原因になりやすいです。
特に、サッシの下部から下に伸びるひび割れは雨水が侵入しやすいため、注意が必要です。。

ですがプライマーを塗布したあとに、しっかりコーキングで補修をしましたので、こちらもご安心くださいませ♪

補修をした上から塗装を3回塗り重ねることで、補修跡が目立たなくなり、より長持ちする
外壁に仕上がります♪

続いて外壁塗装の下塗り作業になります。
外壁塗装は、最低でも3回塗りになっています。
下塗り、中塗り、上塗りがあり、写真は塗装工事の塗り作業で最初に行う工程の下塗りになります。
外壁塗装では、下塗りは必要不可欠となります!
塗装する外壁はひびや凹凸の経年劣化症状がありますが、下塗りをすることで平滑化でき、塗料も密着しやすくなるからです。
上塗りだけでは、塗料がしっかり密着しません!
上塗り材は接着力が低く、そのまま下地に塗ってもすぐに剥がれてしまいます。。
下塗りを適切に行うことにより、下塗り材が接着剤の役割を果たし、塗料の密着性が高まります♪

上塗り材の密着性を高めることで、耐久性を高くすることができます。
外壁が適切に塗装されていないと、外壁が直接ダメージを受けてしまい、耐久性がどんどん低下します。
下塗りは直接目には見えませんが、重要になってくる工程になり、下塗りがおろそかにな
ると、上塗りが綺麗にまた長持ちするようには仕上がりません!

また経年劣化した外壁に、そのまま上塗り材を塗ると、建材が塗料をスポンジのように吸い込んでしまいます。。
下塗り材を使うことで、外壁に塗膜が吸い込まれるのを防ぎ、色ムラのない仕上がりになります♪

数年で塗料が剥がれることがないようにしっかりと丁寧に下地を仕上げました♪

続いて軒天の塗装をしていきます。
軒天とは、住宅を見上げた際に外壁から外側に突き出している屋根部分の裏側のことです。
紫外線や雨水から外壁を守る役割があります。
外壁や屋根と同様に、軒天も3回塗りを行うのが基本です。
本日は中塗りになります。

上塗り前に同じ塗料で中塗りを行うことで塗膜に厚みがつき、塗料が持っている性能を高めることができます。
次は屋根塗装の中塗り・外壁塗装の中塗りになります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
Comments