お家は建てて終わり!ではありません。
長く快適に住むためには定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装はそのひとつで、お家を長く綺麗に保つためにはとても重要になります。
しかし、外壁塗装をするとなるとある程度の予算を見積もって考えておく必要があります。
外壁塗装をしたことがないという方の場合、外壁塗装の費用の内訳なども気になるところですよね。
では、今回は外壁塗装の費用と費用内訳についてご紹介していきます。
目次
1. 外壁塗装とは?
2. 外壁塗装にかかる費用はどのくらい?
3. 外壁塗装の費用の内訳をご紹介!
3-1 外壁塗装の費用内訳
3-2 材料費について
3-3 人件費について
3-4 足場代について
3-5 その他運営費
4. 外壁塗装の費用の支払いするタイミング
1. 外壁塗装とは?
外壁塗装はお家の外壁が汚れたり、壊れたり、浸水したりしないように塗装をすることです。
お家は雨風にさらされてしまうと、塗料にもよりますが10年ほどで外壁塗装がはがれてきたりします。
なので、10年前後で外壁塗装をする必要があるのです。
2. 外壁塗装にかかる費用はどのくらい?
あくまでも費用の相場にはなりますが、大体80万円~と考えておくといいでしょう。
こちらの費用相場はあくまでも外壁塗装のみで屋根塗装は含んでいません。
外壁塗装に使用する塗料の種類や塗る面積、外壁がどのくらい劣化しているのか?によっても費用が変わってくるので覚えておきましょう。
また価格が高すぎたり、安すぎたりする業者は注意が必要です。
適正な価格で工事もしっかりと行ってくれる業者に依頼するためには、
塗装工事の費用相場や費用の知識を把握しておくことが大切です。
3. 外壁塗装の費用の内訳をご紹介!
「外壁塗装って何に費用がかかるの?」と費用の内訳が気になる方もいるかと思います。
外壁塗装の費用の内訳は「材料費」「人件費」「足場代」「その他運営費」の4つに分けられます。
全体の費用だけでなく、細かい内訳まで知っておいたほうが具体的な費用を把握できます。納得のいく塗装を行うためにも、ぜひ最後までご覧ください。
3-1 外壁塗装の費用内訳
具体的な外壁塗装の費用内訳は下記の通りです。
・材料費
・足場代
・人件費
・その他運営費
この4つが主な外壁塗装の費用内訳になります。
では、次にこの4つの割合を見ていきましょう。
| 材料費 | 足場代 | 人件費 | その他運営費 |
割合 | 15~20% | 15~20% | 20~30% | 20~30% |
約80万円~の外壁塗装の費用内訳と割合は上記の通りです。
あくまでも目安ですが、外壁塗装にはそれぞれどのくらいの割合で費用が発生しているか?をチェックしておくといいでしょう。
3-2 材料費について
材料費とは、塗料はもちろんのこと、塗料の飛散を防ぐ養生シートや飛散防止ネット、壁の
隙間を埋めるシーリング材など、外壁塗装に必要なすべての材料にかかる費用です。
また塗料代ですが、塗料の種類によって金額が変わってきます。 塗料の種類はたくさんあり、塗料の種類によって耐久性なども変わってきます。
アクリル塗料
アクリル塗料は価格が安価というメリットがありますが、最近では使用されなくなってきています。
理由は、耐久性が低いためひび割れを起こしやすく、頻繁なメンテナンスが必要となりま
す。
耐用年数は5~7年と短く、1㎡あたりの費用相場は1,400〜1,600円と塗料の中で最も安
価です。
「こまめに外壁塗装をしたい」「長く住む予定ではない」という方におすすめの塗料です。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は最近では選ばれることが少なくなってきています。
理由として、ウレタン塗料よりも耐久性が高く、価格も手ごろなシリコン塗料を選ぶ方が多
くなったからです。
シリコン塗料に比べると耐用年数はやや短いですが、価格をかなり抑えることができます。 また弾性があるためひび割れしにくいというメリットもあります。
耐用年数は8~10年、1㎡あたりの費用相場は1,700~2,200円と安価です。
しかし、紫外線で変色しやすい、防汚性が低いといった特徴を持ち合わせており、
1回の塗装費用だけで考えたら安価ですが、長いスパンで考えると、逆に割高になってしま
う場合もあります。
「とにかく費用を抑えたい」「長く住む予定ではない」という方におすすめの塗料です。
シリコン塗料
シリコン塗料とは、現在最もスタンダードな塗料のひとつです。
理由としては、耐用年数のバランスが良いだけでなく、雨や泥などの汚れが付着しにくいの
で外壁の美観が長持ちするというメリットがあります。また耐候性を持つことにより紫外線
にも強いことからコストパフォーマンスが高いといえます。
耐用年数は10~15年ほどで、1㎡あたりの費用相場は2,300~3,000円と、耐久性と価格
のバランスが非常に良いのが特徴です。
ウレタン塗料と比較すると硬い性質を持つため、ひび割れを起こしやすいのがデメリットで
す。 「外壁塗装の費用を安く抑えたいけど、それなりに機能が高い塗料で塗り替えをしたい。」
という方におすすめの塗料です。
フッ素塗料
フッ素塗料は、使用する家庭はまだまだ少ないのが現状です。
理由としては、ほかの塗料と比較してみると価格が高価だからです。
高価なフッ素塗料ですが、紫外線や酸性雨、温度変化などにも強い塗料なので耐熱性にも優
れているます。また耐摩耗性に優れているので、光沢が長持ちし長期間美観を維持すること
ができる塗料です。確かに高価な塗料ですが、長期的にみると塗り替え回数が減り、トー
タルコストを抑えることができます。
耐用年数は15~20年と長いですが、1㎡あたりの費用相場が3,800~4,800円なので、費
用を抑えたい方にはあまり向かないかもしれません。
「外観を長期間維持したい」「長期的にコストを抑えたい」方におすすめの塗料です。
無機塗料
ガラスや鉱物など無機物を主成分とした塗料です。
紫外線による劣化が起こりにくいのが最大のメリットです。
また親水性が高いため「セルフクリーニング効果」もあります。外壁の汚れを雨水で洗い流
してくれるので、きれいな外壁を保つことが可能です。
ですが無機物が主成分のため、塗装後は非常に硬い塗膜となってしまいます。
そのため、外壁にヒビが入ってしまうと一緒に塗膜もヒビ割れてしまう可能性が高いデメリ
ットがあります。
無機塗料は高性能な塗料ではありますが、その分費用は高くなります。
こちらもフッ素と同様、長期的なコストパフォーマンスを求める人にはおすすめです。
耐用年数は20年~25年程度。、費用は4,500~5,500円/㎡程度。
低コストで済ませることも可能ですが、その分耐久性ががくんと下がるので、外壁塗装をするスパンがどうしても短くなってしまい、その分費用も掛かってきます。
一方で耐久性があるものを選べばその分費用もかかってきますが、外壁塗装をするスパンも長くなるので安心感があります。
このように予算や耐久性などを考えながら塗料を選ぶといいでしょう。
3-3 人件費について
人件費は塗装を行う職人さんに支払う費用のことです。
飛散防止ネットをつけたり、高圧洗浄を行ったり、養生をしたり、施工を行ったりすると人手も必要になりますし、その分費用もかかります。
項目 | 費用 |
飛散防止ネット | 100~200円/㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/㎡ |
養生 | 250~400円/㎡ |
施工 | 1,000円~2,000円 /㎡ |
現場管理費 | 30,000~50,000円 |
廃材処理費など | 10,000~30,000円 |
3-4 足場代について
外壁塗装は高い場所での作業になるため、足場を組む必要があります。
足場代については下記の方法で計算することが可能です。
① 足場をかける面積を算出する→足場架面積=[家の外周+8m]×高さ
② 足場代と飛散防止ネットの単価を足場架面積にかけて費用を算出する
というような形で費用を算出することが可能です。
足場代と飛散防止ネットの単価は下記を参考にしてみてください。
費用 | |
足場代 | 600~800円/㎡ |
飛散防止ネット | 100~200円/㎡ |
自分のお家の外壁塗装の足場代はどのくらいかかるのか?というのを上記を参考に算出してみるといいでしょう。
3-5 その他運営費
その他運営費とは、塗装工事に必要な運搬費や交通費、廃材処分費、保険費、施工管理など
の管理費です。
4. 外壁塗装の費用の支払いするタイミング
一般的に外壁塗装の費用の支払うタイミングは下記の3種類です。
・工事をする前に一括で支払う
・工事が完了してから一括で支払いを行う
・工事をする前に頭金を少し支払い、工事が完了したら残りのお金を支払う
支払いのタイミングは業者によって違ってくるので見積もりの際に確認するといいでしょう。
また、リフォームローンがあったり、助成金があったりするのでこちらも業者に確認したり、自分が住んでいる自治体に助成金のことを確認したりするといいでしょう。
まとめ
今回は外壁塗装の費用と費用内訳についてご紹介してきました。
外壁塗装にかかる相場費用と費用内訳をしっかりと把握しておき、自分のお家の外壁塗装はどのくらい費用がかかるのか?業者に出してもらった見積もりは適切なのか?を判断するようにしましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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