お家の外壁塗装について気にしたことはありますか?
外壁塗装って必要なの?
外壁塗装って何年かに一度はしたほうがいいと聞くけど実際はどうなの?
外壁塗装をしたほうがいい時の見分け方って?
など外壁塗装についてわからないことがたくさんあると思います。
では、今回は外壁塗装の必要性と必要なタイミングの見分け方についてご紹介していきます。
目次
1.外壁塗装って必要?
2.外壁塗装が必要な理由
2-1 見た目の美しさをキープするため
2-2 外壁の素材を長持ちさせるため
2-3 住まい自体を長持ちさせるため
3. 外壁塗装をしたほうがいいタイミング
3-1 おうちを建ててから10年くらい
4. 塗膜の劣化順序を知って外壁をチェック!
まとめ
1. 外壁塗装って必要?
そもそも外壁塗装は必要なのでしょうか?
結果から言うと、ほとんどのお家では外壁塗装は必要です。
なぜなら最悪の場合、家が壊れるからです。
外壁は絶えず紫外線や雨水が当たるため、必ず劣化します。
(なかには外壁塗装が不要なケースもあります)
日本の住宅に使用されている素材は
・窯業系サイディング
・モルタル
・金属サイディング
・ALC
・木質系サイディング
・木材
などが主なのですが、これらは外壁塗装が必要になる素材です。
一方で海外でよく使用されている
・タイル
・レンガ
・樹脂系サイディング
などは外壁塗装は必要ありません。
では、なぜ外壁塗装が必要なものと必要でないものがあるのでしょうか?
2. 外壁塗装が必要な理由
外壁塗装が必要な理由についてみていきましょう。
2-1 見た目の美しさをキープするため
外壁塗装を行って一番実感が強く得られるのは美観の回復だと思います。
外壁は紫外線を受けて色あせていきます。外気や雨風を受けることで汚れも目立ってしまい
ます。さらには、汚れだけでなく、さびやひび割れ、カビやコケ、塗装の劣化によって、外
観の美しさは損なわれていくものです。
いくら頑丈で進化している外壁であれ、長い時間が経つとどうしても汚れてしまうので、それを綺麗にしたり、美しくキープするために外壁塗装はとても必要なのです。
機能回復を得る必要性も大事ですが、やはり外壁塗装の必要性を一番感じるのは美観ではな
いでしょうか。
2-2 外壁の素材を長持ちさせるため
外壁塗装は綺麗さや美しさをキープさせるだけではありません。
外壁に使用されている素材を長持ちさせるためにも外壁塗装は必要です。
外壁塗装は雨や風によって剥がれたりします。
その外壁塗装が剝がれてしまうと素材自体が防水性を失ってしまったり、傷がついてしまったりします。
なので、外壁塗装は外壁の素材自体を守るという役割も果たしているのです。
外壁塗装を行うことで家自体の劣化を防ぐことができたり、家の中への浸水なども防ぐこと
ができるので、外壁塗装はとても重要な役割を補っています。
外壁は塗装が少しずつ剥がれていくことで耐久性が低下していきます。
そのまま放置していると、ひび割れが起こったり、外壁が反ってきたりと劣化が進んでしま
います。
2-3 住まい自体を長持ちさせるため
上記でも少しご紹介したように外壁塗装が剝がれてしまうと、お家の防水性が失われることによって家の中が浸水してしまったり、雨水が入り込むことによって白アリが棲みついたり、カビが発生したりもします。
白アリが棲みついたり、カビが発生してしまうとお家の土台が崩れてしまったり、お家がもろくなってしまうということもあるので、しっかりと外壁塗装をする必要があるのです。
定期的に外壁塗装を行うことによって、お家の外観を綺麗に美しく守れるだけでなく、お家の耐久性もアップするので外壁塗装はとても重要です。
3. 外壁塗装をしたほうがいいタイミング
外壁塗装が必要になるのはだいたいお家を建ててから10年前後と言われています。
また、外壁塗装を施してからの場合も同様で10年前後で塗装が必要です。
理由としては、10年ごろには分かりやすい劣化症状が出ていることが多いからです。
なので、10年ごとに外壁塗装をするというイメージでいるといいでしょう。
4. 塗膜の劣化順序を知って外壁をチェック!
大体10年ごとと紹介しましたが、まずは外壁の状態をチェックしてみましょう。
外壁塗装が必要な状態を解説していきます。
塗膜は以下のような順序で劣化していきます。
①艶がなくなってくる
最初は光沢があるのでつやつやしていますが、だんだん艶がなくなっていきます。
②色が変色してくる
塗装劣化の初期症状。
外壁の色の彩度が落ち、くすんだような色になってきます。
外壁の色褪せは気にしなくても大丈夫です。
外壁の表面を触ると白い粉がつかなければ問題なし。
③藻・コケができてくる
塗り替えを検討するタイミングです。
塗膜が劣化し防水性が切れることで、水分を含みやすくなり藻やコケが発生します。
すぐに塗り替えをしなくても大丈夫ですが、見栄えを気にする場合は外壁塗装を検討しまし
ょう。
④外壁の表面を触ると白い粉がつく
塗装のタイミングとしてはベストです。
塗膜が劣化し防水性が切れたサインです。
この現象をチョーキング現象といいます。
この状態で塗装をしておけば、劣化がひどくなることはありません。
⑤ひび割れの発生
なるべく早く塗装をした方が良い状態。
小さなひび割れであれば塗装で埋められるため、補修費用がかかるケースは少ないといえま
す。
窓の四隅や外壁の角に発生しやすいです。
⑥塗膜のはがれ、膨れ
このまま塗装をしても危険な状態。
ここまでくると外壁を保護する機能がない状態といえます。
剥がれや膨れが起きている部分を補修、もしくは張り替えをした後に塗装をしなければなり
ません。
塗り替えのタイミングは、③や④の段階でするのが最適な時期です。
もし、自分ではわからないという場合は外装塗装のプロにみてもらうといいでしょう。
プロであればしっかりとお家全体をみてくれて、外装塗装が必要な場合はしっかりと指摘てくれます。
まとめ
今回は外壁塗装の必要性と必要なタイミングの見分け方について紹介してきました。
外壁塗装はお家を守るためにはとても必要なものです。
外壁塗装の必要性というと、つい美観のみに目が行きがちです。
しかし外壁塗装を行うことで補修などの必要性がある部分を発見したり、未然に保護するこ
ともできますし、何より外壁の強度回復ができます。
外壁塗装を先延ばしにしてしまうと、外壁以外の補修が必要になったりなど本来出費する必
要がなかった費用がかかってしまい、トータルコストが高くなる可能性があります。
家の寿命は、住み方によって長くも短くもなります。
家は人間のようにSOSを自ら出すことが出来ないので、住んでいる人が知識をつけて、補修
するべきタイミングで補修を行い、長くつき合えるよう愛着を持ってメンテナンスしたいも
のですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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