こんにちは。
毎日暑い日が続いていますので、水分補給をしっかりしていきたいですね!
屋根の鉄部分を塗る前に行う大事な工程のひとつでもあるケレン作業からお伝えします。
ケレンとは、旧塗膜の除去やサビの除去などの工事のことを言います。
この作業は見えない作業になりますが、何年か経つと研磨をしているか、していないかの差が必ず出てきます。
研磨をせずに塗装をしてしまうと、何回塗っても塗料の密着がよくないため、剥がれてしまいます。。
こちらは施工前の屋根板金になります。
屋根板金は鉄でできているため、メンテナンスをしないと必ずサビてしまいます。。
サビが発生すると腐食が進んで、酷い場合は穴が空いたりしてしまいますが、早めの対応で
鉄製の部分を長持ちさせることが出来ます。
こちらのような鉄部の塗装であっても、外壁塗装であっても重要なのは下地の処理になります。
塗装前のサビているところは出来る限り取り除き、塗装を行うのが重要です!
サビが残っていると、上から新たに塗装しても塗料が密着しません。
そのため研磨パットを使用し、しっかりサビを除去していきます。
鉄部の下塗りであるサビ止め塗装をしました。
軒先の板金も屋根板金と同様、ケレン作業をしていきます。
しっかりサビを除去してから、サビ止め塗装をしました。
屋根塗装をする前に、下処理を行っていきます。
屋根には「棟」と呼ばれる屋根を押さえている部分があります。
棟は屋根全体の中でも、特に風の影響を受けやすい部分ですので、塗装の前には破損はない
か、補修は必要かどうかなどを必ず確認します!
こちらのお家では長年の劣化により、留めていた釘が緩んで取れかけていました。
釘が浮いた状態が続いてしまうと、棟板金の中に雨水が侵入してしまい、棟板金内部にある
木材が腐ってしまう場合や浮いた隙間から強風が入り込み、板金を飛ばしてしまう恐れがあります。。
釘よりも頑丈なビスで打ち直していきます!
全ての箇所のビスを打ち直した後、取れないようにシーリングで固定し、ビスが浮いてくる
のを防いでいきます。
雨漏りなどがないよう、しっかり丁寧に補修しましたのでご安心くださいませ♪
こちらは屋根塗装になります。
屋根塗装は一般的に3回塗りで、そのうち1回目を「下塗り」と言います。
上記画像は下塗りになります。
下塗りの主な役割は、
・屋根材と上塗り塗料との間の接着剤
・上塗り塗料が吸収されてしまうことを防止
・細かなひび割れの補修
です。
この工程がないと、どんなに良い塗料を使っても剥がれたり色ムラが出たりしてしまいます。。
品質・仕上がりに関わるとても重要な工程です!
下塗り材には、屋根の表面に上塗り塗料を固定させる接着剤のような役割があります。
上塗り塗料には接着力がほとんどなく、下塗り塗料なしで上塗り塗料を直接塗布しても密着しないため、少し経つと剥がれてしまうリスクが高いです。。
また下塗り塗料には、屋根材のヒビ割れ部分などに上塗り塗料が吸収されてしまうことを防止する役割もあります。
屋根の下塗りが完了しました。
続いてコーキング作業になります。
外壁のコーキングは、以下の役割を持っています。
・外壁内部へ水を入れない
・地震等で家が揺れたときに外壁同士がぶつかって割れないように緩衝する
コーキングがあることで、お家は水から守られ、外壁も長持ちします。
そんなコーキングも紫外線に当たり続けることによって、だんだんと劣化しひび割れが出てきてしまいますので、定期的なメンテナンスが必要になります。
外壁が汚れないように、しっかり養生テープを貼っていきます。
コーキングを打つ前にプライマーを塗っていきます。
コーキングの密着性をあげるためにも、このプライマー作業は欠かせません!
プライマーの塗布が終了したら、しばらく乾燥させます。
下塗り材が乾燥したら、目地材で溝を埋めていきます。
コーキングの打替えは塗装前の重要な工程のひとつなので、空気が入らないように丁寧に作
業を行います!
また隙間ができないように、少し溝からはみ出して多めに目地材を注入していきます!
溝を埋める作業が終わったら、表面をヘラで平らにします。
そうすることで、溝にきちんと密着し隙間をなくすことができます。
また表面を平らにすることで、仕上がりの見た目もキレイになります。
美しい外壁塗装の仕上がりのために、ひとつひとつの丁寧な作業が「鍵」となります!
コーキング作業が完了しました。
その後しっかり乾燥していきます!
乾燥不足のまま次の工程に進んでしまうと、「防水機能の低下」や「塗膜の施工不良」を起
こすリスクがあります。
次は養生作業になります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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